茶匠のひとり言 | 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – ページ 7 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2022.11.30

目的

 

 

これまで数回、チャレンジしてきました全国茶品評会。

 

過去4度、日本一を頂きましたが、今年の結果は全国で9位と「目標」には届かなかったんですが、自分にとってそのお茶は存在が別枠的で「目的」には届いたお茶です。

 

 

そのお茶の仕上げ(火入れ)を、先日行ったところです。

 

 

 

1年間、念入りに管理した茶園で芽吹いた新芽を、今年の4月23日に100数十名の同志の方に摘んで頂き、出品。

 

 

何と言うか、最後の仕上げをしていても言葉が出てこないお茶で、心の中で茶業を見直すというか、創業者である今は亡き父の顔を思い出しながら、これまでの葛藤と成否良悪で頭が埋められて、饒舌でペラ男である私が無言になる時間です。

 

 

 

 

 

この時間が、「目的」なのかなと思います。

 

 

 

 

 

わかりにくくて、中2病レベルのこじらせオヤジですね(^~^)!

 

 

 

 

 

仕上がったお茶は、色は薄く、黄金色です。

 

 

 

言葉としては、そこまでです。

 

 

それではまたです。

 

 

 

 

 

2022.11.22

小さな改善と実行の積み重ねかな

 

長年、当社のお茶をご利用頂いている東京の個人のお客様。

 

先日、いつものお茶をご注文頂きお送りしましたが、今回のが「イマイチ」と電話を頂きました。

そして「他県のお茶も試しに飲んでみたら、それは一段と美味しくなかった」とのこと。

 

 

早速、お茶を送り返して頂き、加工表で製造日やブレンド比率を確認しながら試飲してみると、確かに微差だが最新の製造日のものと比べると味わいの差があり、最新のものの方が良くなっている。

 

 

 

この差がわかられるお客様の味覚のレベルに驚愕しながら、このお茶の製造担当者も前作から改善していたのだろうと推測(本人は現在出張中で不在ですが)

 

 

こういうことは一歩ずつ、一つずつです。

 

 

 

 

改良でい言うと、年末年始に恒例の「賀春茶」

 

金粉入りで上級の抹茶と煎茶のブレンドでここ数年の人気商品ですが、これも今年は改良しました。

 

 

今までのも悪くはなかったんですが、抹茶を京都産から八女産に替えブンレド比率もほんの少し変えました。

 

結果、非常にさわやかで飲み易くなったと思います。

 

 

さて、なぜか最近はモヤモヤ感がありながらの仕事でしたが、それはそれとして改善や対応、実行が出来て、心が軽くなった感じです。

 

 

それとある社員が、2泊のプライベート旅行で県外に奥様と行って、行った先でかわいいお土産を買ってきてくれたり、そのエリアのスーパーに並んでいるわが社のお茶やその売り場を自主的に見てきてくれて、それもうれしく思ったところです。

 

 

 

こういうことで、私も元気が出ます。

 

 

昨日は悔やまず、明日は憂うことなく、お陰様で今日でなく今まず目の前の仕事に全力投球と思える感じでございまする(^^)!

 

 

 

 

2022.11.17

琴線に触れる・・・

年末に向けて、人とお話しする機会が増えています。

 

その中で、ビビっとくることがあります。

 

 

先日寄った、近所のマサアキさんの絵画の個展。

 

もうお年は80を超えてらっしゃると思いますが、その感性に敬服します。

やわらかいタッチが好きな絵でした。

 

 

それにそこで出されたお茶は、今冬発売中のわが社の「冬茶」

 

 

あまりに寒い季節にフィットする香りと味わいにビビっと、琴線に触れましたぜ!!

 

 

 

そして昨日寄っていただいた、高校の同級生とそのご家族。

 

彼のお父さんは、例えば私が何かの受賞などで新聞に載っていたら、その記事を取っておいて、彼が帰省する度に見せてくれるらしい。

 

自分の知らないところで、同級生のお父さんがそうされているのはすごく嬉しいことですし、その同級生も、

 

「信吾が励みど!」

 

と言ってくれる。

(まあ、私からすると裸一貫、東京の激戦区・六本木でフランス料理店を20年以上オーナーシェフとして続けている方が、何倍もすごいんですが・・・)

 

 

ほんで、今日初めて来た京都からの営業マン。

 

わが社で今年導入したティーパックの機械で使う資材の提案でしたが、ではなぜ、わが社がティーパックの機械を新規で入れたことを知っているのかを問うと、

 

 

「社長のブログで、機械を入れて社内研修されているのを読みました」

 

 

とのこと。

 

 

偉いなあ・・・・。

 

 

 

 

どこか新規開拓をしょうと思って、おそらくネットでお茶屋を検索し、見つけたHPの中であちこちヒントを探しながら、機械の導入を知ったのだろうと思います。

 

 

また実際の提案内容もわかり易く、こちらが勉強になることもあり、こういう人には何かで応えたくなります。

 

 

ZOOMでもリアル商談でも、感性が高く、積極的でエビデンスもあり、質問に対して翌日アサイチで返事をくれる人、そして約束の時間に公私関わらず1分の遅刻もしないで来る人には心が動かされます。

 

 

逆に自分がバイヤーなどに何か提案する際に、「こいつ、やるなあ」と思ってもらえるか・・・。

 

 

自分の提案がなんとんなく、凡庸な時間になってしまうと、もう次回は機会を頂けないと思います。

 

 

そこに作戦があろうが、自然発生のものであろうが、相手の琴線にいかに触れられるか・・・です。

 

 

その積み重ねが、絶対的な企業力の差になります。

 

 

 

頑張ります。

 

 

 

 

 

 

2022.11.04

カッチョいい業界に

 

 

こんばんは。お久しぶりです。

 

さて先日、宮日新聞社様から【産業賞】という大きな賞を頂きました。

 

 

他に受賞されたのは、ウクライナの方を受け入れて支援されている団体の方や、教育に関わる方などでしたが、私、わが社にとってこの様な賞を頂くことは、身に余る光栄であり、過分な評価をして頂いたとも思っています。

 

 

 

受賞の一報を頂いたときは、まさに寝耳に水で非常に驚きましたが、今は有難さや喜びが増してきた感じです。

 

ちなみにその受賞理由は、宮崎の茶業界の発展に貢献してきた事と、表彰式当日に宮日さんの社長に言って頂きましたが、いざそうやって言って頂けると、

 

 

「いえ、まだまだです・・」

 

 

と思ってしまう心理があります。

 

 

そして受賞当日の取材で、これからの目標を聞かれましたが、

 

 

「宮崎の茶業界で仕事をすることが、カッコいい!!と言われたり、ステイタスになる様に少しでも貢献したい」

 

と、少しキザにおこたえしました。

 

 

顔に似合わないことを言いましたが、これまで支えて頂きましたお客様や関係者に感謝しながら、もうちょい努力していきたいと思います。

 

2022.10.18

即答

 

日曜日、宮崎市内のアーケード街で行われた高校生参加型のイベントに妻と行ってまいりました。

 

そこではダンス、演奏、美術や書道の披露などなど・・。

 

 

書道部員の高2娘は一般の方に、「書」をおすすめしながらイベントを盛り上げておりました。

 

 

 

それで、私もチャレンジ。

 

 

「うちのお店のどこに飾ると良いかな~」

 

なんて想像しながら、描いておりました。

 

 

 

そして本日、火曜日。

 

 

「店のどこ置く?」

 

 

 

と女将に問うと、

 

「ん~、置かないかな~」

 

と、少し気を使ってくれながらも即決、即答。

 

 

 

忖度は一切無し。

 

 

これを社員にもし聞いたなら、

 

 

「どこ、置きましょうかね・・・」

 

と、5秒くらいの間はあったかも。

 

 

 

女将、正解!

 

 

ビジネスはスピードと決断!

 

 

いいぞお(^^)!

 

 

(とほほ・・・)

 

 

 

2022.10.16

考えますがね

こんにちは。

 

先日、社内研修を行いました。

今回は、原料製造とパッケージ加工の見学。

 

こんなちっちゃな会社でも、他の部が何をしているか、社員にとってはなかなか具体的にはわからないまま毎日が過ぎていると感じますし、それは茶業界で仕事をする者として必要な知識でもあります。

 

そして5%くらいは、社長としてみんなが他部理解をしながら、昭和的チームワークを持ってほしいと意識もしています(精神論?)

 

 

さて今回の研修のポイントは、原料製造では特に我が社では茶葉の粒度やタイプで篩って(ふるって)分けて、パーツ別に火入れすること。
(その方が原料それぞれの特徴や長所が生かせて、最後に合組してから味の深みが出ると思います)

 

 

パッケージ室では、異物混入を避ける業務や、今年2月に導入したティーバッグマシーンのしくみを担当者に説明してもらったり。

(ここでは私も、「へえ、そ~やっちゃ」がありましたね)

 

 

 

小さな学びながら、有意義な時間でした。

 

 

「学び」と言えば、先日、日本茶カフェを自国で開きたいからと、我が社にタイからわざわざ来られた姉妹の「学ぶ」姿勢に感銘を受けました。

 

 

非常に熱心なお二人でした。

 

 

がっつり質問され、しっかりメモをされていました。

 

流暢に使われる日本語は、日本のアニメで覚えたと言われていましたが、取引の大小でなく、その真剣な姿にこちらも熱が入ったところです。

 

 

 

以前、ある「学び」に関する研修で、日本人は学歴を気にするど、大事なのは学歴でなく「最終学習歴」、言い換えるといくつになっても学び続けるかが大切と聴いたことがあります。

 

 

「じゃっど!」

 

 

社長業をしていても、ほんと思います。

 

古い浅い認識知識のまま、ただ社長という立場だけでこの小さな茶業界の中で、人の心理も世の流れも業界の推移も戦術戦略も無いまま、威張ったりとぼけたりしていないか???

 

それは自分に自信があるとか無いとかでなく、今のこの時代に社員を良い方向に導いていけてるか、会社は健全で先が見えているか・・・。

 

 

考えますよ、社長業していると。

 

 

58才になって、今必要な学びは何かを考える秋晴れの日曜日朝でございまする!!

 

 

 

 

2022.10.01

会話

 

最近家族と会話をしていて、自分の言うことがちゃんと伝わっていなかったり、逆に子供らが言うことを理解出来ていないと思う事があります。

 

それがわかるのは、家族だとほぼダイレクトに不理解、不納得?を遠慮なく返してくるからですね。

(内心、「そんげ言うなよ。学校の送迎、毎日やってんじゃん」と思いますがね)

 

 

そういう会話のズレや誤差は、社員や仕事関係の方と話す場合も起きていると思いますが、身内以外だと相手が私の年齢や関係性から忖度して、???を飲み込んで会話を進めてくれているんだろうなあと思います。

 

だからこそ裸の王様にならない様に、1つ1つの会話を丁寧にやろうと、実は最近思っているのでございます。

(なんのため、誰に向けた告白??)

 

 

 

しかし、色んな方との会話は言うまでもなく楽しいものです。

 

先日は、自分が中学校のPTAの役員をしていた時の校長先生に、久しぶりにお会いして晩御飯を御一緒。
(現役引退後も、子供たちの将来のためのお仕事をご夫婦でされており、改めて敬服致しました。それとプロ野球のソフトバンクホークスの筋金入りのファンでいらっしゃったり、楽しく「会話」できた最良の時間でした)

 

 

また昨日は、県内だけでなく福岡や銀座にも店舗展開して頑張っている、栗のお菓子で有名な利久庵の弓削社長と食事&「会話」&お互いの激励

 

 

 

 

そして昨晩は、イオンの本屋さん。

 

レジが自動精算機でした。

 

 

そこには、大好きな「会話」は無かった。
(当然、コロナ対策か人手不足か経費抑制のためか・・・だと思いますが)

 

 

そのあとに、お一人様映画。

 

出演者の「会話」の面白さが私には理解出来ず、映画鑑賞初の途中退席。

 

 

 

さて今日は、どんな会話が待っているだろうか?

 

しかし、ちゃんと伝わるのは言葉より「表情」。

 

会話好きだからこそ「ペラ男」にならない様に、営業会議もあることだし、来週はあえて言葉を減らして、にこやかにノンバーバル・コミュでいこうと思います。

 

 

出来るかな・・・。

 

2022.09.22

体験

 

 

今日は町内の学校から職場体験で新田学園の中学3年生、研修の一環で富田小学校の先生が来られています。

(生徒さんと先生が同日になったのは、偶然でしたが)

 

 

一日のスケジュールは、パッケージ室で商品作り体験、工場で製造現場を見学、また天気が悪くなければ茶園で生育の様子を学んで頂いたりになります。

 

 

 

早速午前中、生徒さん達はパッケージ室の体験。

 

 

 

そうだ、お茶淹れもおり込んでみよう。

 

 

その中で特にメインイベント??は、午後からの社長の座学です。

 

会社という組織についてや、茶業の現状などお話ししたいと思っています。

(会社も学校も、組織や人間関係で根っこは同じというお話しになると思います)

 

 

 

特に子供達には、今後の進路を考える際の参考になればと思い、将来の仕事の選択について私の考え方をお話ししたいと思っています。

 

 

 

えらそ~!!

 

 

理論・屁理屈さくれつ~!!

 

 

少し迷惑~??

 

 

 

せっかく我が社を選んで来て頂いた先生、生徒さん。

 

皆さんにとって普段の生活からは異空間の体験であるこの時間で、今後の学校生活がまた新たな感覚で楽しめる様に、熱を込めて今日一日対応させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

2022.09.10

今日はテーマ2個(にこっ!) (o^―^o)

 

 

20数年前の新婚旅行以来の、1週間の休暇を終えて出社4日目。

 

有り難いことに沢山溜まった現場の業務や、部門の打ち合わせなどをしております。

 

 

さて昨日の午前中は県の行事で、県内の今年産茶葉の評価会。

 

 

 

並べられた数十点の県内産のお茶(1番茶)

茶生産にとって今年の4,5月の気候の難しさはあったものの、県内で見ればほぼ同じ条件。

 

 

しかしながら、ここに並べられたそれぞれの生産者の方のお茶は千差万別。

その品質、評価される価格は3,4倍の開きがあります。

 

 

 

 

皆さん、同じ24時間、同じ気候でこの品質の差・・・・。

 

 

んんんん・・・・。

 

 

 

 

その評価会が終わり、昼食はその仲間たち(後輩3人)と近くのうどん屋さんで。

 

 

会話のテーマは、

 

「日本の茶業界は変えられないけど、宮崎の茶業界やそれぞれの会社で幸せになりたい」

 

という無茶ぶりをしましたが、さすがにうどん屋さんでこの話題は長く続かず、15分程で終了/笑

 

 

そして夕方が近づいてからは、社内のある部門の打ち合わせ。

 

ぐだぐた会にはしたくなく、みんなと打ち合わせのテーマ(=目指すゴール)をまず冒頭で確認しあってのスタート。

 

 

目指すゴールは、

 

「気持ちよくストレスなく仕事が出来る様に」

 

としました。

 

 

そのための逆算で、具体的な業務改善の案がみんなから出てくる様にしたく、ダメ出しでなく「こうすると良くなる」を少しでも集めました。

 

一度の打ち合わせで急激には変わらず、この積み重ねかなと思います。

 

 

 

 

 

2022.08.28

悔しいです

 

今年の全国茶品評会の結果が、金曜日午後に出ました。

 

出品した玉緑(たまりょく)茶部門で100品程の出品があり、今回は9位でした。

 

 

昨年は日本一を頂き、皆様と喜びを分かち合えましたが、今年は予想以上に厳しい結果で、気持ちが△×?#*・・・です。

 

振り返ると1年間、寒い日も暑い日も懸命に肥料をまき社員と草刈りをし、4月20日にはその茶園に愛車を停め一泊し何かを感じ、23日にコロナ対策をとりながら140名程の摘み手の方と、想いを込めてその時にしか出会えない新芽を一芽一芽を丁寧に摘んで出品しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

が、気候の影響か、他県の頑張りか、私の技術不足か、色んな要因がからみあったのか今回の結果となりました。

 

 

 

悔しいです。

 

 

 

当日、一緒に手摘みをして頂いた方々に、

 

 

「私、お茶摘み行って、それが日本一なったとよ!」

 

「俺が摘んだから、日本一になったっちゃが!」

 

 

と、笑顔で言って頂きたかった。

 

 

社員とも喜びたかった。

 

 

(でもこういう結果が出ると、去年の日本一が改めて有り難く感じますね)

 

 

それで今回、団体で参加頂いた方はその代表の方に、個人参加の方はその方に、女将と手分けして結果のご報告でご連絡を入れていますが、一緒に悔やしがる方、励まして頂ける方、温かい言葉を投げかけて頂ける方と有り難いばかりです。

 

 

 

その中である友人は、

 

 

「信吾さん、そうやってちゃんと連絡する姿勢が日本一じゃわ」

 

 

と言ってくれました。

 

 

これは、涙が出ます。

 

 

 

さて、私もいつまでもぐずぐず・ぐちゅぐちゅ・ふにゃふにゃ言ってる場合じゃなく、これから友人と行く西都の妻湯と八神順子さんのコンサートで全てをリセットし、明日から新たな創造の模索と、日々の業務の見直しと愚直な積み重ねのミックスに徹っして頑張ります。

 

 

 

あ~、でもやっぱ悔しい。

 

 

 

 

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