茶匠のひとり言 | 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – ページ 8 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2022.08.25

正しさよりも

まだまだ暑いですが、今週から販売している季節限定品「秋のお茶」のミニ勉強会。

 

お茶ってそれだけ飲んで美味しいかどうか(固く言えば絶対評価)よりも、飲み比べる(相対評価)と、また違いが良くわかります。

 

そこで今日は、同じ値段で多くの方に御利用頂いている「特選煎茶」との比較。

 

 

 

それでスタッフと話していて思うのは、作り手である私の伝えたい情報と販売者である女性スタッフの知りたい情報の誤差ですね。

 

私は男脳で、茶の品種や製造の詳細を伝えたがりますが、女性スタッフは感性でお客様に話します。

 

 

そこに職人としてのこだわりは、押し付けなくて良いと思っています。

(そもそも、「こだわり」という言葉は嫌いです)

 

 

 

それぞれのスタッフが、会社で決めた紋切り型の言葉を並べるよりも、

 

 

「私はこっちが好きです!」

 

 

と感性で言う方が、本心本音で楽しいというか、血が通うというか、嘘くさくなくて長く続きます。

 

 

なんか「人」にも例えてしまいますが、誰と付き合うかって、世間的に立派で正しい人かどうかよりも、肌感覚で好きかどうかってあると思います。

 

 

お茶でも、原料として高価で正当なお茶と、実際に好きなお茶が違うことがたまにあるんです、作っていて・・・。

 

 

やはりデジタルの時代に、ここはアナログな感性ですね。

 

 

どうぞ、好きなお茶を見つけにお寄りくださいませ。

 

 

 

 

 

 

2022.08.12

無いものさがし

 

コロナがまだまだこの様な状況ですが、6月から今月上旬までで、何度か関東圏に出張に行っておりました。

 

目的は、今秋のスーパーの商品入れ替え時に自社商品を新規で採用頂きたく、スーパーのバイヤーさんや間に入る食品問屋さん(ベンダーさん)への営業です。

 

それで結果はもう半分以上出てきていますが、何とか新規採用になったお店もありますが(喜)、逆に他店で既存商品がカットになるものも残念ながらあったりです(涙)

 

そしてこういう出張ですが、どうしてもアポイントが取れず埋まらない時間が時にはあって、喫茶でデスクワークも良いですが、それではせっかくのTOKYO-TIMEがもったいない訳で、東京でしか出来ないことを少しでもやってみよう!という気持ちが押し寄せてきます。

 

 

 

東京にあって、宮崎に無いもの。

 

流行りの映画もケンチキもコンビニのスイーツも回転寿司も餃子の王将も、すぐ足を運んでしまいそうになりますが宮崎にあっとよね~。

 

 

 

自分にとって、東京しかないもの。

 

 

関東で宮崎茶を先陣を切って広めている同業他社の熱き営業マン・タイチ君と渋谷で情勢報告お茶時間。

 

 

 

彼は中年超えの私の営業を褒めてくれますが、商品を作ることは出来ても、その出口を見つけることが特に苦手な宮崎人が多い中、この大都会で心身の汗を流しながらそれを何年も続け、大きな成果を出している姿は、敬服します。

 

 

 

そして37年ほど前、大学生時代に通っていた安価なハンバーグ屋さん。

 

 

いまでも高円寺の商店街にあって、当時の味が楽しめます。

(それにしても、40年以上続くお店って、すごいですね)

 

 

 

その途中で見る月。

(赤信号が何かを表している気がします)

 

 

 

月はどっちに出ている?

 

 

宮崎と月の欠け具合は違うんだっけ?

 

 

 

そして、夜にゆるりとする時間にたまたまつけたテレビ。

 

メジャーな邦楽を、本人以外の方が「本人に寄せて」唄う番組でしたが・・・。

 

 

 

その人たちの歌のかなりのうまさと、改めて感じた邦楽の良さ。

 

期待せず観ましたが、すごく面白くて、実は感動レベルでした!

 

 

これは宮崎で、OAされてなかったっけ?

 

 

 

こんなとこです、頭の中の振り返りは。

 

 

さて今日からは宮崎で腰をすえて、あれこれ発揮する時間にします。

 

 

 

東京にも宮崎にも無い、納得の結果を目指して頑張ります。

 

 

 

2022.07.28

良い人止まり

 

 

販売担当者と、品質の確認タイム。

 

もちろん1品ずつ、心身をふるに使って出来る限りの選択で決めた原料と加工で仕上げた茶葉なので、大外れはないと思っております。

 

が、そこが独りよがりにならない様に、他社さんのものとの比較もしております。

 

 

 

 

いうなれば、自社品を絶対評価で作り、他社品で相対評価をしております。

 

 

 

結果。

 

 

自社品の良さや特徴がマイナスというか、印象の弱さに感じました、今日は。

 

 

人に例えるならば、良い人だけどね~、みたいな・・・。

 

 

 

他社品を飲んでみると、少し「きつさ」があっても、それが一つの特徴となって印象に残り、生き残れるのかもと思ったりします。

 

 

 

 

 

次回作は、「良い人止まり」にならず、少し攻めてみようと思います!

 

 

 

 

 

 

2022.07.18

お話し好きですなあ~、私

 

 

今日までです、夏の感謝祭。

 

 

少し雨に降られながらも、お蔭さまで無事最終日を迎えました。

 

 

 

まだ数時間残っていますが、恒例のこれまでのお客様とのやり取り。

 

 

「【新緑綴り】」の時から飲んでます」

これは今は【特選煎茶】と名付けているお茶の旧称ですが、その品名はもう10年以上前のものです。

長いお付き合いを頂いている証しです。

 

 

少し年上の方とお互いの昔話をしていたら、20代のサラリーマン時代に営業マンとして通っていた会社の方とわかり、そこから共通の知人が多くて驚いたり。

 

 

お子さんが成城石井さんでうちのお茶を買って頂いている、そのご両親は、

 

「新緑園の社長に【成城石井でまだ営業頑張って、商品を増やしてもらって】と言って」

 

と伝言を預かってこられました。

 

 

 

 

 

地元の知人とお互いの子育ての話をしていたら、1時間後には自分が読んでいる子育て関連の本を持ってきてくれたり。

 

 

 

 

品評会出品の手摘みに、何度も来て頂いており、

 

 

「結果がドキドキ」

 

と今から言われる方(共有、共感が嬉しいです)

 

 

 

ご来店の度に、

 

「あんた、たいしたもんじゃ!!」

 

と過分にお褒め頂く方。

 

 

 

顔を見るなり、

 

「早く信吾さんに会いたかった!」

 

と言ってくれる、ある媒体の男性の記者さん

(横で奥様が苦笑されていました)

 

 

 

「テレビで【ふるさと先生】、観ましたよ」

 

と言われたご家族。

 

 

自衛隊の先輩の薦めで来られたという若い男性、体調を悪くし治療しながらパート勤務をしている同級生、髪染は2週間に1回自分でしているという、これまた40年来の付き合いがある同級生は、「ウォーキングが今後の健康の差を生む!」と熱く教えてくれました。

 

 

 

差し入れも頂きました。

 

 

 

 

そして今回の場内のBGMはディスコ4割、ラジオ6割。

 

 

扇風機も3台設置でした。

 

 

いやはや、お茶の説明をしながら、それ以上に皆様と自由気ままに楽しく話が出来たり、皆様の生活の中にほんの少し短い時間でも、我が社のお茶が存在出来ていることを嬉しく思いました。

 

だからこそ、ちゃんとした商品と何かしらの居心地をお届けする責任を改めて感じます。

 

こういう場面や関係性では、苦言や小言は出てこない前提はあるにしても、お蔭さまでこの会話が仕事のやりがいや生きがいの素になっています。

 

 

 

と、最後どう締めようかとこのブログを書いていると、お客様から

 

 

「イメージと違ったので、商品交換でこれからお店に行きます」

 

 

と、お電話有り(良い事ばかりは続かない・・・)

 

 

これも学びとして、ちゃんとお聞きしてみます。

 

 

 

 

全てが、有難うございます!です。

 

 

 

 

 

 

2022.07.16

涼も量も

 

 

夏の感謝祭、2日目です。

 

 

 

コロナがまたまたこういう状況になってしまい、店内は今回も人数制限をさせて頂いております。

 

 

 

その待って頂く時間に、冷たいお茶で心身ヒンヤリしたり、

 

 

 

 

時には、今どきの女子的?にインスタ映えを狙って、「ドライフルーツ イン ほうじ茶」を楽しんで頂いたり。

 

 

 

時間によってはスルーパス的に、御入店頂けます。

 

 

 

 

あさって月曜日まで開催しております。

 

 

 

涼を求めて

 

 

 

 

量を求めて

 

 

 

どうぞ、おこしくださませ。

 

 

 

 

 

2022.07.05

TOKIOで存在を

食品メーカのスーパーさんへの提案は、全国的にこの時期となります。

 

我らが食品メーカーは、全国に存在する無数の商品群から自社品の存在をいかに示せるかは至難の技ですし、そもそもその前に商談の席に着く機会を得られるかも大きな壁です。

 

幸い、この2年以上コロナで減っていた商談の機会も、今期は戻ってきています。

 

そういった中、猛暑のTOKIOなど関東圏を、お茶サンプル、茶器、お湯の入ったポットや水出し茶をぎっちり詰めたスーツケースをゴロゴロ転がしながら行脚してきました。

 

 

そしてその途中、ふと見上げた空に少し異形のビルディング。

 

 

何度都内に来ても、そして大昔の学生時代に住んでいた時にもある程度は見ていはずなのに、この巨大なビルの集合を眺めていると、

 

 

「何をどう、どんなビジネスをしたら、想像もつかないこの家賃を支払えるのだろうか???」

 

と、57歳にして思ってしまいます。

 

 

 

さて今回、商談出来たのは10社以上。

 

ひとり「悲喜こもごも」しながらでした。

 

 

ある店舗さんでは、今春に大きな規模の取引が開始しており、そのお礼を含めてご挨拶にいったものの現状売れ行きが悪く、

 

 

「もうカットだね」

 

と、心臓が3秒半くらい止まり、眉間のしわが3ミリ程深くなる言葉を頂いてしまいました。

 

また他店では満を持してプレゼンした新商品が、相手には琴線に全く触れなかったのか撃沈したり。

 

 

 

しかし、良いお話を頂く事も何とかあります。

 

数年前に某店でお世話になったバイヤーが転職されてのお声がけで、新規のお話が進みそうになったり、だめ元で電話をかけ続けていた店舗さんで商談の機会を得たり。

 

 

やはりここで大事なことは、打率より打数と割り切って、いかに打席数を増やして成果を上げるか、鈍感力で攻め続けるかだと思います。

 

 

 

しかし猛暑の中の営業活動。

(選挙の全国的にメジャーな立候補者、何人も遭遇しました)

 

 

心身の疲れが一切ないです。!

 

 

そこが嬉しい。

 

 

相手にとっては何でもない(本当は、そんなことはないっちゃけど)自社と自分を、いかに魅力を感じてもらうか??

 

 

逆の立場ではこのプレゼンがどう感じるかを想像しながら、最近のトレンドと熱意で突き進みたいと思います。

 

 

 

 

 

2022.06.24

そこに愛は、あるんか?

 

 

本日、地元の小学校からキャリア教育の一環として声をかけて頂き、宮崎のお茶のことや仕事とは?の話を、小5の皆さんに講和としてさせて頂きました。

 

 

 

 

ちなみに5年生にこいう形で話した経験がほぼなく、我が子ももう年齢も上ですから、どういう内容が良いのか手探りでしたが、自分の想いでお話ししたところです。

(UMKさん、MRTさんが取材に来られていたのは、ビックリでしたが)

 

 

 

仕事の部分では、みんながユーチューバ―になりたい、パティシエになりたい!だけでなく、その先にある大事なこと=想い、気持ちをまず想像して職業にしていくと良いかもという考えをお話ししました。

 

 

そして講和のしめは、

 

 

「そこに、愛はあるんか?」

 

 

(ここが一番、反応がありました)

 

 

 

私もこうやって小学生でも話をすると、確実に自分の振り返りになります。

 

お客様に、同業者や異業種の方に、家族に、社員に、自分のありたい姿や想い、愛を膨らませながらそれを言葉にし、毎日を過ごしたいと思います。

 

 

またまた夏日に、暑苦しいシャチョー君でした!

 

 

2022.06.23

意地でも

 

 

梅雨がアッという間で、急に夏になった感じですね。

 

でも雨が降らないと夕方のジョギングも快適ですし、そこで出会う野に咲く花も可愛げな姿を見せてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、長引くコロナのことは今では判断基準が曖昧になっていますが、それはそれで自然な流れでアリだと思っています(飲食関係の方のご苦労は、今でも大きいと思いますが)

 

 

しかし、

 

「コロナがね~、無ければね~」

 

と、もう発生から2年半たった今では、商品販売を生業としている私は言いたくなく、やり様はいくらでもあるので、何かのせい、誰かのせい、ましてや政治のせいとは意地でも口にしたくないと思っています。

 

そのコロナのことでなくても、1年前、5年前に嘆いていたことを、また今年も来年も嘆くほど、つまらない自分にはなりたくないと意地でも思うし。

 

 

そもそもコロナの前は絶好調だったのだろうかと、自分自身、自社にも問いかけています。

 

 

「意地」でも言いたくないことで言うと、

 

長年お茶を買って頂いていた県外のある取引先さんが倒産してしまい、我が社も一定の負債を被ってしまい2日程は意気消沈してしまいましたが、意地でもそのせいで今後の行動を鈍らせたくないと思っています。

 

 

会社で計画していることは継続してやりたいし、自分に関することも同様です。

 

 

「やると決めたことは、必ずやりきる!」

 

 

と、朝9時の時点で早くも汗カキカキのデオトラント必須の暑苦しい社長の宣言です。
(誰に向けて言ってるのだろう)

 

 

やり切ります(^^)!

 

 

 

 

2022.06.07

脱力タイム

 

あまり雨が降らない6月。

先日、87回目の献茶祭を宮崎神宮様で開催致しました。

 

 

この行事は、安政6年の6月2日に横浜港開港の際に喜望峰経由でアメリカに日本茶が輸出されたことを記念し、開催しているものです。

 

この伝統ある行事は、以前はあるお茶の組合の方が運営されてきましたが、今は私たちの組合で引き継がせて頂いて数年。

 

 

世界的には紛争や感染症蔓延がありながら、私達は平穏に生活出来ている現状を年1回だけですが、この時間この場所で清めさせて頂く心境です。

 

そして先人たちが長年かけて築いて頂いた業界で、良き仲間たちと仕事をし、生活出来ていることを改めて感謝する時間にもなります。

 

 

無事、神事が終了後は役員や会員、生産者の方と昼食ミニ打ち上げ。

 

 

 

そこでの話題は・・・。

 

諸経費の高騰によりかなり厳しい茶業の現状を、生産する立場や売る立場ですり合わせしたり。

 

茶の品質の今年の傾向を確かめあったり。

 

 

エサを求めて寄ってきたハトに、旧知の知人の様に話しかけるメンバーもいたり。

 

それと、これも原価高騰のせいかいつもこの神事でお願いするお弁当が、同じ業者さん同じ予算ながら、去年より小さくなっていると会計担当君が言ったり。

 

 

 

準備に何度か役員と集まり少し気持ちと時間を使う行事が終わり、その後の談笑は肩の力が抜ける良いひとときでした。

 

 

 

 

2022.05.18

(´∀`)

お茶のリアルな消費動向というか、特に主婦の皆さんや若い世代の肌感覚の理解と具体的な指標で、私達が茶業で生きていくことにエネルギーを与えて頂ける茶袋メーカーの株式会社吉村、橋本社長がご来社。

 

 

久しぶりにお話をさせて頂きましたが、教えて頂くことは単なる啓蒙活動的なことではないです。

 

お客様がお茶の何をどう感じているか?をまず知ることが大事で、私達が普段取り組んでいることは、お客様に望まれていない情報の押し付けかなと気づく面が多々ありました。

 

 

 

さて・・・。

実は茶業は、販売が厳しい産業と言われて久しいです。

 

が、それは私達茶業者の責任もあってのことで、飲んで頂けない理由をお客様や時代のせいにして、そこで止まっているのかもしれません。

 

 

どう取り組めば、生活のワンシーンにお茶をご利用頂けるかをわかり易く、明るく、お説教的でなく優しくお教え頂く貴重な時間でした。

 

 

 

そして楽しくお話出来るので、修行僧みたいにきつい思いをして仕事をしなくていいのかな・・・と思えてきます。

 

 

口角を上げて、眉間のしわを伸ばして!

 

 

ニコニコ、お仕事します( ´∀` )

 

 

 

 

 

 

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