茶匠のひとり言 | 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – ページ 19 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2019.02.11

あの日、その日、この日

少し前の、その日。

 

園長ハザワが、品評会茶園用に手作りした肥料をトラックに載せていました。

 

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そして翌日、それを手でまいて・・・。

 

それを吸収した新芽が伸びて、4月の下旬になると思いますが、摘むのも機械でなく、180人程の手となります。

 

 

手作業です。

 

 

 

高校のPTA役員をされている方が集まった、その日。

 

楽しいお茶淹れ教室の時間を頂きました。

 

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出来るだけリラックスして頂ける様に、和気あいあいの時間。

 

 

私のすべりトークも織り交ぜながら約2時間(^^)

 

楽しい、美味しいを体感頂けたと思います。

 

 

 

 

そして山形屋さん地下では、2月も1週間、社員が頑張ってお茶の販売。

 

私が夕方に少し手伝いで入った、この日。

 

 

やはりお客様の言葉が、心に響きます。

 

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満面の笑みで、30歳台?の女性のお客様が開口一番、言われました。

 

 

「ホント、大好きなんです!」

 

(えっ! 人前で?)

 

 

「一度飲んで、優しい味のとりこになりました」

 

(お茶がですよね・・・)

 

 

 

ご年配のお客様からは、

 

「絶対味を落としちゃだめですよ、この味だから飲んでるんです」

 

と、気合いの入る言葉。

 

 

 

 

そして、我が人生を作ってくれた父の七年忌。

 

 

この日、家族だけであの日、あの頃を思い出しながら一連の行事。

 

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一度だけでいいから、また父と話したいなあ~。

 

 

郷愁

 

 

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ちっちゃい娘の作った、ちっちゃい急須のオブジェ?にホッと一息のこの日。

 

 

こんな毎日です。

 

 

2019.01.24

まさかのご来店

 

本日は、我が社にとっては驚きのお客様でした。

 

元カリスマバイヤーであの伊勢丹メンズ館を大成功させられた、マスコミでもおなじみの三越伊勢丹HDの元社長、大西様で、現職で地方創世や本物の食材を探されており、その関係でご来店頂きました。

(うちはまだまだ、「本物」というには及びませんが・・・)

 

 

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それにしても、これほどメジャーな方でありながら、物腰の柔らかさというかソフトなトークで、地方の事を大事に考えておられる事が伝わり、非常に有り難く感じました。

 

田舎で仕事をしているとアンテナが錆びてへし折れて、ボーっとしてしまう自分がいますが、一流の舞台で戦ってこられた方のお話は深みがあり、聞き入ってしまいスイッチを入れ直す良い機会となります。

 

 

田舎だから、小さい会社だから・・・と言い訳せず、鼻息荒く前進していきたいと思います。

 

 

 

 

そして宮崎市内で先日開催された「みやざきお茶まつり」

 

茶業関係者やT-1(ティーワン)チャレンジの小学生や保護者の皆様、お茶好きな一般の方もお寄り頂き、快晴の元、無事終了致しました。

 

 

それと今年は、河野知事も出席頂きました。

 

色々お話をしてみると、宮崎茶に対して意識も興味も持って頂いており、これまた有り難い。

 

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テイスティングコンテストでは、県北の谷岩茶舗さんが、釜炒り茶で優勝!

谷岩君、品質のこだわりが本当に強く、さすがの結果でした。

 

 

県南の井ヶ田さんも、味わい深い美味しい深蒸し茶を出されていました。

 

 

宮崎の仲間、みんなで切磋琢磨中。

 

 

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もう回数を重ねてきたこの大会ですが、それでもまだ改善点もあり、だからこそまだまだ良い大会になります。

 

反省会もあると思いますので、次回にむけてみんなで話し会いたいと思います。

 

 

 

反省と改善。

 

 

それをスピードで実行!

 

 

わかっちょるが!

 

 

けど、あれもこれもあって・・・。

 

 

 

わかっちょらんとかな???

 

2019.01.05

笑顔の春待ち茶に

 

あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

 

さて昨日から始業でしたが、全員揃っての仕事始め式では代表挨拶として、

 

 

「笑顔の1年でいたい」

 

 

と話したところです。

 

 

 

そしてその後に、来店された私より年上の女性のお客様にご挨拶をしましたら、

 

 

「いつも美味しいお茶を有り難うございます。健康に気をつけて頑張って下さい」

 

 

と、年始から非常に身の引き締まる、心臓に突き刺さるお言葉を頂きました。

 

 

有り難くて、本当に涙が出そうでした。

 

 

 

(なぜ仕事をするかという大きなテーマがあるなら、こういう言葉を頂けるから、頂きたいからと言える程のことでした)

 

 

 

会社を運営する上で、何をどう学び、思考し行動するかを考えると、それはもう無数に選択肢がありますし、自分に出来ない、苦手なことも非常に多くあります。

 

あれもこれもと気になるばかりで、何も成し遂げれない自分もいます。

 

 

 

じゃあ、あれこれ考え過ぎず、今年の1歩目はまず「笑顔!」

 

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そして次に、マイナスに目が行き過ぎず、働くことに「誇り」をもつこと。

 

それを心の土台として、その上に戦略や戦術を1つずつ重ねてければと思います。

 

 

 

まず自分が(^^)!で。

 

 

自分の機嫌をとるのは、自分です。

 

 

 

そんな年始の屁理屈の誓いを記しながら、今月23日頃から販売の「春待ち茶」の原料を模索。

 

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徐々に暖かくなってくる希望の春、出会いの春、新しいスタートの春、時には別れの春に、穏やかで優しい気持ちで飲んで頂けるお茶でありたい。

 

 

だから、柔らかい優しい味わいのお茶を選んでいます。

 

 

結局は原価を抑えることより、品質優先となります。

 

 

(「偉い!」と心の中で独り言)

 

 

 

春待ち茶を口に含んで頂き、「にこっ!」とされると、いいなあ~。

 

 

笑顔あふれる1年に!

 

 

 

2018.12.30

来年も宜しくお願い致します

 

 

今日、12月30日。

 

毎年、我が社恒例(父ゆずり)の年始用のお飾りを行います。

 

 

 

畑の機械、配達車、製造ライン、パッケージ室、お店、受注の電話・・・。

 

 

それそれの部署が繁盛する様に、そして事故が起きない様にの2つですね、この日に強く思うのは。

 

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(当コラムの毎年のラストは、いつもこのミカン話だと思いますが、毎年どう書いているのだろう・・・と思います、読み返さないけど)

 

 

それにしても、餅に比べてミカンの大きさに笑ってしまいます。来年は、学び過ぎて頭でっかちの年??

 

 

 

さてこの一年を振り返ると、うまく出来た事とそうでない事が沢山ありましたが、仕事やお客様、取引先様や社員のことを考えると、その1つ1つは非常に有り難い一年でした。

(しかし人間の感覚って、良かった事がそうでない事よりずっと多くても、ネガティヴな記憶や意識に支配されがちな時ってありますがね)

 

 

 

 

生きていれば、色々あります。

 

 

でもそれに対して不満も愚痴も無く、あとは自分。

 

 

 

 

そして来年は、先日も書きましたが、

 

 

「誇り」

 

 

を持って歩ける一年にしたいです。

 

 

 

あとは心の底からの笑顔(^^)も。

 

 

 

まず自分自身がそうなって、周りもそう導けて・・・。

 

 

 

一年間、大変お世話になりました。

 

 

 

来年も何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

2018.12.22

誇り

先日、ある商談で90歳になられる会長職の方とお話をさせて頂きました。

 

 

その人生の大先輩、いまだにエネルギーは衰えず。

 

耳がもう悪くなられており、こちらの言葉はなかなか聞き取れない様子でしたが、熱く強く自分の業界の改善を話される姿に、

 

 

「俺、何しみったれているんか???」

 

 

と、自分に矢を向けざるを得ない気持ちでした。

 

 

 

そのお話の中で、

 

 

「誇りを持って仕事をしなさい」

 

 

と、言葉を頂きました。

 

 

 

確かに・・・・・

 

誇り

 

何か成し遂げた! 結果は出なくとも、そこに向かった!と、心の底から全然言えない、今の自分に欠けているもの。

尊大なプライドでなく、謙遜でもなく、謙虚さとプライドが「誇り」でしょうか・・・。

 

ちなみにその方の事務所の入り口に飾られていた、門松の大きなこと!

大正時代から生き抜かれてきたエネルギーが形になっている気がしました。

 

 

誇り

 

 

誰かに誉められたから喜ぶのでなく、誰かに否定されたから自信が持てないのでなく、誰になんと言われ様が自分の正解を自分で決めて行動し結果を出す力。

 

 

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残り9日と来年のテーマです。

 

 

2018.12.09

生かされている

 

3日間の感謝祭も、お陰様で無事に終わりました。

 

その中で私はお茶を淹れながら、出来る限りお客様とお話しをさせて頂きましたが、今回もまた私にとって尊い時間でありました。

 

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そして特に今回、数名以上の方に言われたのが、

 

「いつも、美味しいお茶を有り難うございます」

 

です。

 

一年間のお礼の気持ちをこちらからお伝えすると、そう言って頂ける方の多いこと。

それもすごい笑顔で(^^)

 

 

なんかこちらが励まされ、癒され・・・・。

 

 

うまく言えないけれど、優しいお客様というか、穏やかな方が多いと感じます。

 

 

差し入れも沢山頂いたり。

(全部は載せきれませんが)

 

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なんと、旦那様が焼いた手作りケーキもありました。

 

 

いや~、嬉しいです。

 

 

 

こうやって今年一年間も、社員とともに茶業で人生を歩ませて頂けたことの、ある意味一歩目というか、スタートというか・・・。

我が社のルーツと言える叔父が昨夕、97歳で亡くなった。

 

数十年前に茶業を始められ、それから何年か経って実弟である我が父も同じく茶業を始めて今に至ります。

 

 

 

その叔父は晩年、私が遊びに行くたびに、

 

 

「お前は、ようやっちょる」

 

 

と、おばちゃんと褒めて頂いていました。

 

 

娘さんからは、

 

「信吾が継いでくれて良かった」と、昔言っていたよ!

 

と、聞きました。

 

 

 

本来は時には辛口な叔父であったと思うが、私には年齢差のせいか優しい言葉が多かった。

 

叔父が数十年前に、茶業をしていなかったら、今の私は何をしていただろうと思う。

 

 

そしてこの通夜式などの時間に、従兄弟達や身内と昔話にもなったが、若い頃は少し面倒くさかった昔話も、今はすんなり聞ける自分もいました。

 

 

父や叔父達の、時代的にも恵まれなかった頃の話は、初めて聞くものも多くて・・・。

 

 

茶業でも我が人生でも、先人達がいての今と実感。

 

 

生かされている。

 

そう思います。

 

2018.12.08

お茶も芋も美味しい感謝祭

 

冬の感謝祭、2日目です。

 

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店内には年末のご挨拶に喜んで頂けるお茶、年始に久しぶりの家族の団らんや自分へのご褒美にスペシャルなお茶、そしてお買い得品、ちょっとした手土産に可愛いお菓子も揃っています。

 

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金粉入りの賀春茶は、クリスマスにも楽しめますし、1年間の無病息災を祈って飲まれる方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

そしてそして・・・。

 

 

別格の存在。

 

 

 

「まれもの」のボトリング・ティー。

 

 

限定90本

 

 

10日からの販売にむけてお店の真ん中に、

 

 

 

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ずっしりと構えています。

 

 

 

 

店外では明日まで、「恒例」の石焼きいもの振るまいもあります。

 

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今は亡き父が、10年以上前に四国から取り寄せた石を敷き詰めた石焼きいもマシーン。

 

 

お客様に少しでも喜んで頂きたいと言っていた父の想いを引き継いでいます。

 

 

羽澤&中武のコンビで新緑園スピリッツでおもてなし(^^)

 

 

少し冷えますが、是非お立ち寄り下さいませ。

 

 

 

2018.11.27

地元

 

地元の秋祭り。

 

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今年は5年に1度の「蛇切り」があったため、特にその準備で大蛇作りがありました。

 

 

地元の先輩方が他の地域の祭りや準備を見学され、「蛇作り」や「しめ縄作り」を研究されて、私達若手?がその指導を受けながら「わら」を結ったところです。

(若手と言いながら、平均45才程になりますが)

 

 

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力を入れて、右にひねって左に編んでいく・・・。

 

かけ声は、

 

 

「よいよい、よいよい」

 

 

その繰り返し。

 

 

そして蛇が完成。

 

 

伸ばすと、全長8mにもなります。

 

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(神楽の舞手さんが、祭り当日にベロをつけてくれました)

 

休憩で、お茶で一服。

 

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クッキーの上に手作りいジャムをのせた、オシャレなおやつもあったり。

 

 

 

そして祭り当日。

 

秋晴れの心地よい空気の中、祭りも盛大、かつほのぼのと開催されました。

 

 

蛇切りも無事成功。

 

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盛り上がるせんぐまき。

 

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そう言えば私が幼少の頃、この祭りで相撲をとっていた牧歌的な記憶があります。

 

周りを焼酎に酔っていたであろう父等大人が囲んで、相撲に勝つことに懸命になっていた自分がいたのを覚えています。

 

 

 

今年の祭りでは、以前よりちびっ子を連れた若いファミリーが増えた様な気がします。

 

 

この子供達が大人になったときに、懐かしく思い出せる様な地元の祭りが出来るといいな~と思ったところです。

 

 

 

 

 

2018.11.04

昭和テイスト?

 

お茶の製造では、原料の選定はほぼ決まっているこの時期、特に火入れのことを考えます。

 

その火入れですが、毎回調整しながらになります。

 

1つの製品でも、毎年その原料(荒茶)は一新されるし、じゃあ同じ原料で加工していく1年間でみても、その時の気温、湿気、新茶期か否か、その時の味覚の感性、もしかしたら気分、試飲して判断していくというアナログ的誤差もあるかもしれない。

 

また他者、他社のお茶を飲む中で、自分の傾向の良し悪しも認識したり。

 

 

と、考えながら先日、今月7日から販売の「冬茶だより」を火入れ。

 

 

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1年前に冬茶を仕上げた時の「加工表や火入れ温度記録」はあえて見ず、

 

 

「香ばしく、甘みを残しながら、色は少し茶色くなってもかまわない、でも苦々しくならない様に」

 

だけ意識して、何杯も飲んでは温度を小刻みに上げ下げ・・・・。

 

 

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原料が深蒸しなので元々苦みは少ないけど、逆にお茶が細かい分、強火で焦げてしまわない様に考えながらベストは尽くしました。

 

 

 

 

そして袋詰めされ販売日までが待ち遠しいまま?、冷蔵庫でおねむ中のパッケージを引っ張り出してみる。

 

 

「冬のぬくもり、届けます」

 

 

とパッケージに書かれていますが、このイメージに少しは近づけたかなと思っております。

 

(このコピー、少し昭和っぽく、どこかレトロでいいですね)

 

 

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さて本日、定休日の冬晴れの1日。

 

1人で電話当番と資料作成をしながら、普段の喧噪から離れて、天気と気温の良さから、頭もココロも「すーっ」と澄んでいます。

 

 

まずは、お正月まで2ヶ月。

 

美味しいお茶で体も心も温まりながら、皆様も社員も自分もお茶屋さん仲間も、穏やかな時間が過ぎていくといいな~と思っております。

 

 

2018.10.24

秋晴れに・・・

 

秋晴れの1日。

 

そんな中、入社して1~2年の社員と研修の場を持ちました。

 

 

自園を見ることもこれまであまり機会が無く、3ヵ所の自社園を見てまわり、基礎的な話を私からしたところです。

 

 

 

そして秋の番茶製造も見学。

 

その工程の中で、烏龍茶や紅茶と違って日本茶製造の大きな特徴である、「摘んだ生葉を蒸気で蒸す」という工程は、文字や言葉では知っていても、目で見ないとピンときません。

 

 

「ここの筒の中で葉を蒸してるんです」

 

 

と説明すると、みんな少し感嘆の声。

 

 

「ほほ~」

 

 

そして中盤から、乾燥と揉み込みの繰り返しで茶葉を形にしていき、丸まった葉を真っ直ぐ伸ばす工程も目にすると、

 

 

「あっ、途中までが【ぐり茶】で、最後で【伸び】になるっちゃ!」

 

 

という言葉も出たり。

 

 

ふむふむ(^^)

 

 

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そこをみんなに見て欲しくて。

 

 

まさに「百聞は一見に如かず」の様でした。

 

 

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そして移動の車内では、普段会社では出来ないラフな会話をして笑ったり(^^)

 

 

 

良い時間でした。

 

 

 

 

 

 

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